どんな恋でも繋いでみせます!

「え?なんで?」



頬を膨らましていた空気がスーっと抜けて、世莉の顔が驚きに包まれる。



「そのあと、ちょっと失敗したから」

「失敗って、ダメだったってこと?」

「……そうじゃないけど、うまくやれなくて困らせちゃった」



簡潔に端折りすぎて、世莉も裕介くんも腑に落ちない顔をして首を傾げている。

私はまた、あはは、と笑ってその場を流そうとするが、世莉は首を傾げたまま流そうとはせずに、私の肩をスリスリと摩った。

今度は私が首を傾げる番だった。



「本当に困ってたのか、ちゃんと本人に聞いたの?」

「……え、」

「困らせたかも、って凛が勝手に思ってるだけじゃない?だって、私は1度も凛のやり方に困ったことなんてなかったよ。そもそも、お願いした私たちが凛のこと困らせてるんだから、もっと無茶ぶり言って困らせてよって思ったくらい」

「……そんなこと、思ってたの?」

「うん。凛はもっと相手を困らせたほうがいいよ。大人すぎるよ、私たちまだ青春謳歌する高校生なんだから」