どんな恋でも繋いでみせます!

私に挨拶を終えた倫太郎くんは、「久しぶり〜!」とクラスメイトに声をかけ始める。

嵐のような友達が教室を駆け回っている最中、そよ風のような優しい風を持つ人が続けて教室に足を踏み入れた。



「おはよう、填本」

「……おはよう、千崎くん」



爽やかな笑顔で挨拶され、簡単に私の心臓が速く脈打ち始める。



「宿題終わった?」

「うん、終わったよ」

「柏木は……まだなんだな」



千崎くんは、私よりも先に紗良に会いたいよなぁ。



「昨日夜遅くまで電話してたけど、まだ宿題終わってなかったみたいだから、今日はギリギリに登校してくると思うよ」

「そうなんだ、早く終わらせるタイプだと思ってたから、なんか意外だな」

「昔から嫌いな食べ物は最後に一気に口に押しこむ子だから」

「あははっ、嫌いなもの食べてる時の顔ちょっと想像できるわ」



そう言って声を出して笑う千崎くんを、私は静かに見上げていた。