「じゃあ最後に、定番の観覧車に乗って帰りますか!」
「いいね!」
やっぱり遊園地の締めを飾るのは、大きな観覧車だった。
15分も乗っていられる唯一の乗り物だ。
ここで千崎くんと紗良を2人っきりで乗せないと、恋のキューピットの名が泣く。
「4人だと窮屈だし、せっかくだから2人で分かれよう」
「そうだなぁ、15分も窮屈に感じたくないよな」
私の提案に倫太郎くんは観覧車を見上げながら賛同してくれる。
友達として来ているわけだから、常識的に考えたら男子と女子で分かれるのが普通だ。
でも、ここはどうにか千崎くんと紗良のペアで乗って欲しい。


