「俺も、前そういうのやってた」
「そういうの?」
「恋のキューピット。でもリンリンみたいに本格的じゃないけどね。気になる女子の連絡先聞いてそいつに渡すだけ。俺、連絡先聞くの上手いんだよ」
「確かに。倫太郎くん色んな人とすぐに友達になるよね、才能だよ本当に」
「でも、もうやめた」
なんで?って聞く前に、倫太郎くんが話を続けてくれそうだったから言葉を待った。
「連絡先聞いた女の子に彼氏がいたんだよね。俺それ知らなくて、友達に頼まれたから何気なく連絡先手に入れて渡したんだけど、その彼氏がそいつと連絡取り合ってるのに気づいてさ、俺にも飛び火かかったんだよね」
「……え」
「元はと言えばお前のせいだ!って、全方面から怒られたよ。その子の彼氏にも、その子にも、頼んできた奴にも。俺のせいにして逃げたかったんだろうね。そいつはその子に彼氏がいるって知ってたって、あとで瑠衣に教えてもらって、そこからはバカらしくなってやめた」
倫太郎くんのいつもの陽気な声から元気がなくなり、弱々しく語尾が消えていく。
「そういうの?」
「恋のキューピット。でもリンリンみたいに本格的じゃないけどね。気になる女子の連絡先聞いてそいつに渡すだけ。俺、連絡先聞くの上手いんだよ」
「確かに。倫太郎くん色んな人とすぐに友達になるよね、才能だよ本当に」
「でも、もうやめた」
なんで?って聞く前に、倫太郎くんが話を続けてくれそうだったから言葉を待った。
「連絡先聞いた女の子に彼氏がいたんだよね。俺それ知らなくて、友達に頼まれたから何気なく連絡先手に入れて渡したんだけど、その彼氏がそいつと連絡取り合ってるのに気づいてさ、俺にも飛び火かかったんだよね」
「……え」
「元はと言えばお前のせいだ!って、全方面から怒られたよ。その子の彼氏にも、その子にも、頼んできた奴にも。俺のせいにして逃げたかったんだろうね。そいつはその子に彼氏がいるって知ってたって、あとで瑠衣に教えてもらって、そこからはバカらしくなってやめた」
倫太郎くんのいつもの陽気な声から元気がなくなり、弱々しく語尾が消えていく。


