どんな恋でも繋いでみせます!

「いいけど、疲れた?」

「うん、ちょっとだけね」

「填本、大丈夫か?填本が回復するまで休んで、それからみんなで行ってもいいんだぞ」



そう言って、千崎くんが心配そうに顔を覗き込んでくる。

千崎くんの優しさは、時に苦しい。



「ううん、大丈夫」

「じゃあ、俺がついてるから、2人で行ってきなよ」



私に遠慮している千崎くんと紗良を見兼ねて、倫太郎くんが提案してくれる。

私と倫太郎くんがここに残るなら、千崎くんと紗良は実質2人っきりってことだ。

午前中は倫太郎くんの悪気のない邪魔が入り上手くいかなかったから、この案は恋のキューピットからしたら助かる。

私は、倫太郎くんの善意に快く乗っかった。


昼食を済ませると、「倫太郎、じゃあ凛をお願いね」「任せてよ!」という大袈裟な会話をしてから、千崎くんと紗良がイスから立ち上がる。



「次何乗るか決めててね〜」



と、紗良が言葉を残して、私は2人の大人びいた背中を見送る。後ろ姿からしてお似合いの美男美女だった。

2人が居なくなって、やっと肩の荷が下りた気がした。