どんな恋でも繋いでみせます!

親が離婚したことはプラスにはならないけど、必死に料理を覚えたことは私にとって確実にプラスになった。

お母さんの負担も減ったし、何より心から喜んでくれた。


大事な人の喜ぶ顔は、空っぽだった私の心を満たしてくれる。

小さな小さな幸せを噛み締めてさえいれば、私は幸せでいられる。



「瑠衣が今度これ乗りたいって」

「私もそれ乗りたいなぁ」



大事な人の喜ぶ顔だけが見たい。

私のこの気持ちは困らせるだけ。

わかっているのに、どうして捨てられないんだろう。

捨てなきゃ。早く。



「わ、私は……少し休んでていい?」



捨てないと、忘れないと、そればっかりが脳内を走り回る。

だから、少し休みたかった。