「じゃあまずはこの乗り物で身体慣らそうぜ!」
小さい子供でも乗れる目の前のアトラクションを倫太郎くんが指さした。
緩やかに上昇下降を繰り返すアトラクションで、スピードもそんなに速くはない。
「いいね」と返し、私たちはアトラクションに向かう。
「はーい、ここまでの方どうぞ」
スタッフに案内されると、ちょうど定員4名のアトラクションだった。
なるべく千崎くんと紗良を隣に座らせたいな、と私が紗良から離れる。
「レディーファーストでーす、女の子は先にどうぞ」
と、倫太郎くんに促されてしまう。
紗良は躊躇なく「どうも〜」と1番先に乗るもんだから、隣に座らせることは出来ず、それに倫太郎くんの善意を断るわけにもいかないので私も紗良に続けて乗った。


