どんな恋でも繋いでみせます!

答えはもうわかりきっている。

"恋"のキューピットになって欲しい、と頼んできたのは千崎くんだ。だから、これは最初から間違いなく恋。

千崎くん自身が認めてもらわないと、私はいつまで経っても片思いをしてしまう。

死んでも尚、現世に留まり続ける地縛霊のようなものだ。



「任せて。私ができる限り、2人っきりにさせてみせるから」

「相変わらず、頼もしいな」

「その前に倫太郎くんの再テストをなんとか合格させないとだね!これは私は戦力外なので、千崎くん何卒よろしく!」



軽く会釈すると、「こちらこそ」と軽く会釈が返ってきた。

こうして、友達のように仲良く笑い合った。


それから夏休みまで3回旧図書室で千崎くんと話をした。

行き先はベタな遊園地に決まって、アトラクションに乗る順番なんかも大まかに決めたりした。



「倫太郎の再テスト合格記念として夏休みに遊びに行かない?」とさり気なさを意識しまくった千崎くんの誘いに、私がまず食い気味に賛成して、紗良も「いいね」と続いて賛成してくれた。

倫太郎くんは言わずもがな大賛成していた。


その日は、きっと私にとっても千崎くんにとっても、勝負の日になる。

2人っきりの時間を作りさえすれば、紗良も気づくはずだ。

千崎くんがどれだけいい人なのかを。