「じゃあさ、夏休みにどっか遊びに行かない?」
大丈夫。
ちゃんと弁えてる。
「え?填本と?」
「なわけないじゃん!いや、いきなり紗良だけを誘ってみてもいいけど、ヘタレな千崎くんが誘えるとは思えないから、4人がいいんじゃない?」
「……あぁ、4人で、ってことか、うんそれはいいかも、助かる」
歯切れの悪い千崎くんに違和感を感じたが、振り返れば今日はずっと口数も少ないし、変だ。
恐らくずっと紗良のことを考えているんだろう。
私はずっと千崎くんのことを考えているのだけど……。
片思いって清々しいほどの一方通行なんだと悲しくなるが、ちゃんと恋のキューピットの仕事はしようと背筋を伸ばした。
じゃないと、私が千崎くんの近くにいる理由はないのだから。
「丸一日、側にいて考えたらいいよ。友達でいたいのか、隣にいたいのか」
そう言い切った後の、口から洩れた息が微かに震えていた。
大丈夫。
ちゃんと弁えてる。
「え?填本と?」
「なわけないじゃん!いや、いきなり紗良だけを誘ってみてもいいけど、ヘタレな千崎くんが誘えるとは思えないから、4人がいいんじゃない?」
「……あぁ、4人で、ってことか、うんそれはいいかも、助かる」
歯切れの悪い千崎くんに違和感を感じたが、振り返れば今日はずっと口数も少ないし、変だ。
恐らくずっと紗良のことを考えているんだろう。
私はずっと千崎くんのことを考えているのだけど……。
片思いって清々しいほどの一方通行なんだと悲しくなるが、ちゃんと恋のキューピットの仕事はしようと背筋を伸ばした。
じゃないと、私が千崎くんの近くにいる理由はないのだから。
「丸一日、側にいて考えたらいいよ。友達でいたいのか、隣にいたいのか」
そう言い切った後の、口から洩れた息が微かに震えていた。


