夏はお昼までの授業だ。
それは遊び盛りの人達からすれば、最高だろう。
あぁ、そうだろう、そうだろう。

でも、でもっ!
真昼間と言えば、一番に日差しが強い時間ではないか。
あり得ない。そのただ一言に尽きる。

ここで二つの選択肢が生じる。
いやいや来た学校の教室で冷房にあたり、日が暮れるのを待つか、無理矢理、ほんとにほんっとに頑張って帰るか。この海まちの突き刺さるような日差しの中で。

一つに二つ。

外に出るか、室内で待つか。

どちらもどちらで嫌すぎる。
とてつもなく嫌だ。