「えー、本当にー?」
「本当だもん!」
雄斗が必死になってるのが面白くてついつい笑ってしまう
「分かったよ
そう言うことにしといてあげる」
「そうしろ!
てか、俺は起きてたもん!」
「ハイハイ、分かった分かった」
「香音……俺のこと子供扱いしてない?」
「してないよー」
「うわぁ……絶対してる
もうー、そんな子にはこうしちゃう!」
「キャッ!
雄斗、おろして!?」
「嫌だー
このままリビングまで行くぞ!」
「今すぐおろして!」
「無理ー」
そんなことを言い合っているとリビングに着いた
そして私はソファーにおろされた
「香音、ここでゆっくりしてろよ
すぐに作るから」
「はーい!」
「大人しくしてろよー」
そう言って雄斗はキッチンに行った
キッチンはここからでも見える
だから雄斗を眺めてた
なんか…………ご機嫌だな……
鼻歌まで歌っちゃって…………
「雄斗、なんか今日ご機嫌だね」
「えっ、そう?
普通だけど?」
「どこが!?
鼻歌まで歌っちゃって……何か良いことあったの?」


