私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


~香音目線~

「香音さんは………宮本とはどういう関係?
 親戚…とか?」

フルフル

首を振った

「じゃあ……何?」

「………………」

「香音、言わなきゃわからないよ」

「………………私はその子のこと知りません」

「じゃあ……どうして知ってるの…?」

「…………………関口先生」

「………………っ!
 そっか………関口先生……教師続けてたんだ………」

「……………………高梨先生も……その学校にいたってことですか?」

「そうだよ
 香音さん良く分かったね」

「………………………」

「そっかぁ………関口先生、元気?」

「はい…………だよね、雄斗?」

「あぁ………てか何で関口先生?
 高梨先生、関口先生のこと知ってるんですか?」

「まぁ……はい
 最近、どうしてるのかは全くですが」

「そうなんですね…………それで……今回は何が…?」

「……………香音さんが凄く似てるんですよ…………あいつに」

「あいつって………宮本さん……でしたっけ?」

「はい
 名前まで似てるし…………姉妹って言われても納得しちゃうくらいに」

「そんなに………」

「…………関口先生にも同じこと言われた」

二人の先生から言われるって………本当に似てるのかな……

高梨先生………私みた時驚いてたし………