私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


「すみません……お邪魔します」

「どうぞー
 香音もリビング行こう
 無理はしてほしくないけど………少し話したい
 いいか…?」

「……………うん
 雄斗が信頼してるなら………少しは大丈夫って思える」

「大丈夫
 高梨先生は何もしないから
 でも辛くなったら言って
 本当に無理だけはするな」

「分かってる」

「それならいいけど」


そして俺達はリビングへ行った


「香音、自己紹介できる?」

「………………岩本香音です……」

「………………名前まで似てるな………
 …何て呼べばいいかな?」

「……………何でもいいです」

「んー、そっか………下山先生何て呼べばいいですかね?」

「………香音でいいんじゃないですか?」

「じゃあ………香音さんで………いいかな?」

香音は少し頷いた

「ありがとう
 じゃあ………早速だけどいいかな…?」

「……………はい」

「あっ、俺席外しましょうか?」

「いえ、香音さんも俺と二人は不安だと思いますし……居てもらえた方が」

「じゃあ……ここにいます」

俺は高梨先生の許可ももらえたため、同席することにした