「香音ー
俺の同僚の先生が7時くらいにここに来てくれることになったから
その時はごめんな」
「誰…?」
「ん?
高梨先生っていう先生だよ
すっごい優しいよー」
「……女…?」
「男だよ
何?嫉妬してるの?」
「…………別に」
「うわー!
香音可愛い~!」
「………雄斗うるさい」
「ごめんごめんって
まぁ安心しろ
女だったら家に呼んでないから
男だから……高梨先生だから呼んだ」
「…………そっか」
「香音は無理に会わなくていいから
多分玄関のところで話してるからリビングにいれば会わなくてすむ
高梨先生には全部事情話してあるから
それを知った上で色々助けてもらってる
今日だって、俺が帰った後の面倒事は高梨先生が引き受けてくれた」
「…………いい先生だね」
「うん
高梨先生は凄くいい先生だよ
あっ、香音好きになるなよ?
高梨先生、奥さんいるからな?」
「分かってるって
私は雄斗しか好きにならないよ」
「…………………ならいいけど…」
「雄斗不安なの?
こんなに甘えるの雄斗しかいないけど?」


