数分して


俺は家についた


カチャ

「…………いや…!
 来ないで!」

「香音ちゃん大丈夫だよー
 何もしないからねー」

「嫌だ…!
 やめて…!」

家に入ったと同時に香音の叫び声が聞こえた

パニックになっちゃってる………

俺は急いでリビングへ向かった

「香音…!」

リビングに行くと香音は部屋の隅にうずくまっていた

和田も香音に近寄ってはいなかった

「雄斗…?雄斗…!」

俺を見つけた途端だきついてきた

「おー、よしよし
 怖かったな
 もう大丈夫だからな」

香音の背中をさすった

「雄斗………怖かった………」

「ごめんな………遅くなって
 側にいるから……安心しろ」

「うん…………」

香音が落ち着くまでずっと抱きしめていた







しばらくして香音は疲れたのか眠りに入った



「香音ちゃん寝たか?」

「あぁ、和田ありがとな」

香音をソファーにおろしながらこたえた

「にしても何でお前いんの?
 たまたま?」

「はぁ?
 お前、忘れてんのかよ………今日、飲もうって約束してただろ!」

「…………………あれって今日だっけ?」

「そうだよ!
 ひどいな、約束忘れんなよー」