私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


〜奏斗目線〜

コンコン

「香音入るぞ」

そして中に入ると頭まで布団を被った香音の姿があった

「香音ー、起きてるんだろー?
 出てきてー」

「……………雄斗……?」

そう言いながら少しだけ顔を出してくれた

「ごめんな
 雄斗じゃなくて」

「…………何で………」

「俺が話したかったから」

「ヒック………ヒック………」

「ちょっ、おい、どうした?
 急に泣くなよー」

「…ヒック……なんでぇ………ヒック………ゆうとぉ………ヒックヒック………」

「雄斗はリビングにいるからな…?
 大丈夫だから………泣きやめよ………」

「やだぁ………ヒック……ゆうと………ヒックヒック……」

「さっきはあんなにやだやだ言ってたのに………今度はいないと嫌なのかよ………」

「やぁ……!」

そしてさらに激しく泣き始めた

そんな時

「おーい、奏斗ー
 香音泣かせていいって言った覚えはないんだけどー?」

「雄斗!
 どうにかしてくれよ」

ちょうど雄斗が来てくれた

「良くも香音を泣かせてくれたなー
 何したんだよ?」