私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


「うわっ、奏斗来てたのか」

「よう、雄斗
 チャイム鳴らしたんだけど誰も出ないから勝手に入った」

「あー悪りぃ」

「なんかお取り込み中のところ悪かったな」

「……………聞いてた…?」

「香音の叫び声が凄かった
 何かあったのか?」

「分からない
 だから困ってる」

「そうか………てか、香音体調大丈夫なのか?」

「あー………それもよく分からん
 帰ってきたら勉強してたけど…………何か隠してるのか俺の方を一回も見てくれなかった」

「……………何かあったからあんなことになったんだろ?
 香音が大声出すの珍しいだろ」

「分かってる
 でも…………この3日間まともに香音と話せてない
 だから……余計に分からない
 香音が…………分からないんだ………」

「……………大丈夫か?
 香音もそうだけど………お前も壊れないか心配なんだけど………」

「俺は大丈夫だよ…………香音がいる限り………」

「………………ヒントになるかは分からないが………文香も休み続けてる
 多分………あれが関係しているかもしれない」