私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


「お願いだから一人にして…!」

「無理
 こんな状況で一人にさせる訳ない」

「どうして!」

「俺がそう決めたから」

「じゃあ帰る!!」

「お父さんがいるならいいよ
 まぁ多分いないだろうけど
 海外に出張行くって言ってたから」

「何で………そんなこと知ってるの………」

「数日前にお父さんから連絡来たから
 香音が帰ってくるようなら伝えてほしいって」

「そんなの聞いてない!」

「だって言ってないもん
 お父さんも帰らないなら伝えなくていいって言ってたし」

「家に帰る!
 お父さんいなくてもいい!」

「ダーメ
 一人にはさせないから」

「やだ!
 一人にして!!」

「無理だよ
 お前のこと心配すぎて俺が耐えらんない」

「嫌い!
 雄斗なんて大嫌い!!」

そして俺の胸の辺りを叩き始めた

だからさらに強く抱きしめた

「香音ー、痛いからやめようねー」

「じゃあ離して!!」

「やだー
 離さないもん!」

「嫌い!!
 離してよ!!
 雄斗といたくないの!!」

「俺は香音といたいなー」

「私はいたくない!」

「そっか
 俺といたくないか」

「だから離してよ!!」

「無理に決まってるだろ?
 俺は香音が大好きだし離れたくないから
 お前にどんなに嫌いと言われようが側にいるって決めたんだ」