私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編





「………………っ」


次に目を覚ますともう朝だった

あともう少しで雄斗が起こしに来る時間

学校………行きたくない……………

…………


ガチャ


そんなことを考えていると寝室のドアが開いた

「香音ー朝だよー」

反射的に布団を頭まで被った

「香音ー起きてー」

「………………」

「おーい、遅刻するよー」

「……………頭痛い」

気づけばそう口に出していた

「えっ、大丈夫!?」

「…………………」

「熱はない?
 顔見せて?」

「………………………」

「香音ー、お顔見せてー」

「…………………」

「…………病院行くか?」

「………行かない」

「……………大丈夫?
 俺も休もうか?」

「……いい
 仕事行ってきて………」

「本当に大丈夫?」

「うん」

「分かった
 何かあったら絶対に連絡しろよ?
 俺からもメールとか送るから」

「…………うん」

「何か食べれそうだったら冷蔵庫にあるもの食べて?
 昨日のオムライスもあるし」

「……………分かった」

「じゃあ………ゆっくり休めよ
 薬も置いとくから飲めよ」

そして布団越しに頭を撫でてくれてから出て行った



あぁ…………雄斗に嘘ついちゃった………


ごめんね……………