「えっ、美味っ!
 これなら香音も納得してくれんじゃね?」

「だといいけど」

3種類の出汁を使って一口サイズのオムライスを作った

「じゃ、香音に持って行くわ」

そして香音のところに向かった





コンコン


「香音、来たよ」

「………………………」

「………ちょっとでいいから顔見せてくれない?
 心配だから…………」

「……………………………」

「……ご飯置いとくね」

「……………いらない」

「……頑張って作ってみたからさ
 食べて感想教えて?
 今すぐには無理だけど…………いつか絶対香音のお母さんが作るオムライスと同じようなの作るから」

「………………そんなことしなくていい」

「俺がしたいからするの
 ほら、ここ置いとくな
 そんなに量ないから食力無くてもこれだけは食べてね」

そして寝室から出た





少しでいいから………食べてくれないかな…………