私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


「まぁすぐに退院できるんじゃないか?
 こうして声も戻ったんだし
 家の方が落ち着く!って言い張れば」

「………………」

「入院が長くても会いに行くから
 毎日行くから」

「それは……また雄斗が体調崩しちゃうからダメだよ……」

「えー、俺が会いたいだけなのにー?」

「雄斗には無理してほしくないから………ほどほどに……ね?」

「分かったよー
 ほどほどに毎日会いに行く」

「ほどほどの意味分かってる?」

「香音、俺のことバカにしすぎー
 ちゃんと分かってるよ
 少しでいいから毎日会いに行くってことだろ?」

「………………バカ」

「アハハ!
 分かってるよ
 もう香音に心配かけたくないから辛い時は行かない
 まぁ元気な時は毎日行くからな!」

「雄斗……待ってるね……」

「おう!
 そういえば…………関口先生、お前に会いたがってた
 一回病院に来たらしいけど………会えなかったって」

「えっ、そうなの?」