私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


「文香…!
 ごめんな………ずっと………
 大好きだ………」

そしてさらに力強く抱きしめてくれた








 









「文香ごめん……こんなところで………
 中……戻ろうか?」

「はい!」

「………敬語禁止な
 二人の時は」

「………分かりました」

「敬語禁止って言ったろ?」

「あっ、分かった!」

「よし、じゃあ戻るか」


そして二人で戻った



















「文香ぁ…!」

リビングに入った瞬間、香音に抱きつかれた

「うわっ、香音びっくりしたー」

「文香〜、心配してたんだよ〜
 奏斗先生に何かされてるのかと………」

「香音大丈夫だよー
 心配しすぎ!」

「だって〜」

そんな時、後ろから引っ張られ香音から引き離された

「香音、俺の彼女に気安く抱きつかないでもらえます?」

そして後ろから抱きしめられた

「奏斗先生………」

「えっ!?
 何、付き合うの!?」

「もう曖昧にしねぇよ
 俺は文香が好きなんだから
 だから香音は文香に抱きつくなよ
 俺の文香なんだから
 俺だけが抱きしめていいの!」