「香音!」
気づけば雄斗はこっちを振り向いていて抱きしめられた
「ちょっ………こっち見ないでよ…………」
「突然涙を流して数週間…………生死の境を彷徨った
きっとその時だ………」
「えっ………」
「香音、そいつらが言ったことは全部間違ってる
誰も香音に消えてほしいなんて思ってない
俺なんて……………こんなに香音のことが大好きなんだぞ…………」
そしてさらに強く抱きしめられた
「分かってる…………分かってるよ
だから………頑張ったんじゃん………
雄斗が今まで言ってくれた言葉を信じたんだよ………」
「香音………愛してる
もうお前以外考えらんない……」
「雄斗……ありがとう
私に信じられるだけの言葉をくれて
雄斗だけは………何があっても信じる
雄斗………大好き」
そして力強く抱きしめてくれた


