「奏斗先生がそう言うなら同じだよ
奏斗先生に言われたら……私は逆らわないよ
例え…………雄斗と別れろって言われても
奏斗先生に逆らう資格ないから」
「……………お前……頭良いのか何なのか………
まぁ何となく分かったよ、言いたいことは
確かに………誰にも分からないよな
その人といる資格なんて」
「そうだよ」
「だな…………
まっ、とりあえず今は話すことを目標にするわ!」
「頑張ってください!
できることがあれば何でもします!!」
「…………罪悪感あるから?」
「違いますよ
ただ単純に…………二人に幸せになってほしいだけです」
「なら良いけど
あとさ、俺に助けられたとかいちいち考えるなよ?
嫌ならちゃんと言えよ
雄斗と別れろとか絶対に嫌だろ」
「絶対に嫌だよ
さっきのは例え話だから………
いくら奏斗先生に言われても別れないよ
雄斗だけは絶対に離さない」
ガチャ
そんな時、部屋のドアが開いた
「えっ………雄斗…………」
「いやー
珍しく香音が語ってるなーと思ったら
可愛いこと言ってんじゃん」


