私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


「…………まさか奏斗にもやってるんじゃないだろうな?」

「どーだと思う?」

「奏斗!!」

「…………触れてこねぇよ
 一回も
 ベタベタしてるのは文香だけ
 後は誰にも」

「おぉ〜!
 香音も良く分かってるじゃん!」

「…………ぜひとも文香以外にしていただきたいですね」

「ハハっ
 文香ちゃんが良いんだよ
 香音が本当に心開いてる証拠じゃん?」

「まぁそうなんだけどさ……………複雑なんだよ」

「仕方ない
 それは文香ちゃんと香音が決めることなんだから
 奏斗は諦めるか慣れろ」

「マジかよ………」

「それじゃ、飯作ってくるわ」

「おう
 てか、香音は?」

「勉強」

「あっ、じゃあ様子見てこよー」

「手出すなよ?」

「出さねぇよ!」

そして奏斗は香音の部屋へ向かって行った



はぁ………


なんか疲れたな…………







よし、今度こそ作ろ!!





そして俺はご飯を作り始めた