「言ってたなーって、お前はいいのかよ!?
自分の彼女がベタベタしてんだぞ!?」
「んー……別にいいんじゃね?
男じゃなければ
それに、香音が本当に心開いた人にしかそんなことしないし」
「………弟のくせに生意気な…………」
「俺も最初はイラついたぞ?
目の前で急にイチャつき始めるし
それなのに俺には全然触れてくれないんだぞ?」
「おぉ……………」
「まぁそのうち諦めが勝ったというか何というか…………香音の友達が凄くいい子達なのも分かったし
これが香音なりの友達との関わり方なんだなーと思えば許せる
男じゃなければ」
「……………俺は許せないぞ
頼むから………香音にやめさせろよ」
「えー無理ー
自分で香音に言えよ
俺は別に文香ちゃんならいい」
「……目の前で見てないからそんなことが言えるんだ!
一回でいいから見てみろよ
そしたら絶対気が変わる!!」
「………見ることがあったらな
ないと思うけど」
「あー……写真撮っとけば良かったー
まっ、金曜日来るしその時にでも見れんじゃね?」
「あっ、そう言えば文香ちゃん大丈夫なのか?」
「おう!
香音が約束してくれた
いやー、さすが香音だな
スキンシップの多さ以外は完璧だわ」


