「ただいまー」

夕方になり雄斗が帰ってきた

「お帰り〜!!」

そして雄斗に抱きついた

「ん、ただいま
 凄い出迎えだな」

「待ってた………」

「お待たせ
 中入ろう?」

「ん……………」

そう答えたものの雄斗から離れなかった

「おーい、中入らないのかー?」

「入る…………」

「じゃあ一回離れよ…?」

「………やだ………」

「……運んでほしいの?」

「…………違うもん」

「はいはい、そう言うことね
 行くぞ」

そして雄斗に軽々と抱き上げられた

「やぁ………下ろしてよ」

「下すよ
 ソファーにね」

そう言われた通りソファーに下された

「………行かないで」

どこかに行こうとする雄斗を服の袖をつまんで引き留めた

「荷物置きに行くだけだよ
 すぐ戻ってくるから」

「…………行く………」

「着替え見たいの?
 襲うよ?」

「…………………」

「そんな不貞腐れるなよ
 隣の部屋に行くだけだから
 だからここで大人しく待ってるように!」

優しい笑顔でそう言われた

………………

雄斗…………