「雄斗ー
 文香どうー?
 可愛くない?」

「………文香ちゃん、凄く可愛いよ」

「……ありがとうございます」

「ん
 もう少しで奏斗も来ると思うから
 ゆっくりしてて
 んで、お前はちょっとこっちに来い」

そして無理矢理手を引っ張られた

今は雄斗と二人になりたくないのに………

「……………香音はメイク落とせ」

「………何で?」

「…………………変な奴らが寄って来るから」

「…………やだ」

「じゃあ俺が無理矢理落としていいか?」

「………………ひどい」

「………香音は可愛い
 メイクなんかしなくても充分可愛いから
 それ以上可愛いくなるなよ
 頼むから落として」

「……………………分かった」




せっかくメイクしたのに…………結局落とすことになった










メイクを落としてリビングに戻ると奏斗先生がいた

「あっ、香音!
 やりやがったな!!」

「何のことですかー?
 遊園地楽しみですねー!」

「お前………せっかく飲む気満々だったのに………」

「まぁまぁ、奏斗今度飲みに行こうぜ
 今回は付き合ってくれ」

「……………仕方ねぇな
 文香もいたら断れねぇ」

「やった!
 じゃあ行きましょう!!
 文香、外行こ!」

「うん!」