〜香音目線〜

そして迎えた土曜日

ピーンポーン


ガチャ

「文香!」

ドアを開け文香に抱きついたら

「わっ、びっくりしたー
 香音おはよう!」

「おはよ!」

「おはよう、文香ちゃん
 香音から話は聞いてるよ
 奏斗の弟の下山雄斗です」

「あっ、おはようございます!
 この度は色々と……」

「文香!
 そういうのはいいから!
 こっち来て!!」

「えっ、ちょっ
 お邪魔します!」

「はーい
 香音に付き合ってあげてねー」


文香の手を引っ張って自分の部屋に行った


「香音?
 何するの?」

「何って………決まってるでしょ!
 文香を可愛くするの!!」

「えー、いいよこのままで」

「ダーメ!
 ほら、奏斗先生来ちゃうから大人しくしてて!」

そして半ば強引に文香の髪を結ったり軽くメイクをしたりした




数分後


「できた!」

「本当?
 …………変じゃない…?」

「大丈夫!
 凄く可愛い!!」

「………香音ありがとね
 色々」

「ううん
 私も雄斗と出掛けたかったから!
 じゃ、私もメイクしよー」



そして自分のメイクが終わった後、リビングに戻った