少ししてから私も学校へ行った















「おはよー」

「おはようございます」

昇降口の前で奏斗先生にあった

「おー、スカート長くなったな」

「やっぱ長いですよね!?」

「そうでもないんじゃない?
 長い分には問題ない
 てかお前校則ギリギリだっただろ」

「破ってないですから!
 ギリギリ守ってます!」

「そうだな
 じゃあそれは雄斗の仕業か」

「そうなんですよ!
 雄斗が短すぎるってうるさいから出しといたら………こんなに長くされました」

「雄斗も心配なんだろ
 お前、無自覚だから
 もうちょっと自覚すればな………」

「無自覚ってなんですか!?」

「…………それだよそれ」

「それって何ですか?」

「………………雄斗に聞け」

「そうですか……………でも酷くないですか!?
 私の面倒くさがり屋知っててめっちゃ細かく縫ってるんですよ?」

「確信犯だな
 まぁ、あいつ家庭科得意だからな」

「そうなんですか?」

「あぁ
 いつも成績5だったし
 料理も上手いだろ?」

「はい!
 めっちゃ上手いです!!」

「んで、裁縫も上手い
 なんなら刺繍も出来るぞ」

「えっ、凄い!」

「お前頼む人間違えたな」

「うっ……………もう直すの面倒いから頑張って背伸ばします!」