そして無事に午前中を終えた



今は給食

食べたくない………

食べなくても………バレないよね…?

そんなことを考えながらみんなと準備した



「「「いただきます」」」

食べる時間になったけど…………食べれない

「なに睨んでるの?」

「奏斗……先生……」

そして私の隣に座った

「………文香のところ行ってくださいよ
 いつも文香の隣じゃないですか」

「嫌だね
 お前見てないと食べなさそうだし」

「…………食べるんであっち行ってください」

「いいじゃん、たまには
 ずっとここで食べる訳じゃないんだし」

「……………気が散る」

「もー、そんなこと言わないでよー
 ちゃんと食べたら明日からは放っておくからさ」

「今日も放っておいてください」

「…………じゃあ一口食べたら放っておく」

「……………………」

正直言って一口も食べたくない

お腹空いてないし

「ほら、食べろ
 それか食べさせてあげようか?」

「…………雄斗にセクハラで訴えますよ」

「うわっ、それはやめて
 あいつ香音のことになると面倒いから」

「…………………」

「一口でいいから食べて?」