「雄斗、絶対に消さないから!」
「お前ら…………マジで何なの………」
「香音ちゃん、まだ色々な写真あるけど……欲しい?」
「………うん」
「香音ちゃんが……治療頑張ってくれたら送ってあげる」
「………………」
「だから………入院しない?
1日3枚送ってあげるよ?」
「………………雄斗?」
「どうした?」
「雄斗………来てくれる?」
「もちろん
毎日来るよ」
「………それなら………頑張る」
「本当か!?」
「雄斗………来てね?」
「当たり前だろ
香音に会いにくるよ」
そして香音を抱きしめた
「よし、香音ちゃん!
今日は後2枚送るね
そしたら病室行こっか!」
「和田、変なの送るんじゃねぇぞ?」
「分かってるよー
どれにしよっかなー」
そして和田は楽しそうに選び始めた
香音も目を輝かせてる
「なぁ……香音
本物はここにいるんだぞ?
そんな写真に目を輝かせるなよ」


