私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編




そして体育館に戻った

そこには佐藤君の姿はなかった


周りを探してみると他のグループのところにいた


「あっ、戻ってきた」

「本当だ!
 よろしくー!」

ポツンと立ってると同じグループの人達が話しかけてくれた

佐藤君には申し訳ないことをしたかなと思いつつもその子達とたくさん話した


久しぶりに色々な人と話せて楽しい!


そしてあっという間にお昼になった







「じゃあ、岩本さん
 また後で来るね」

「はーい」

私は空き教室でみんなが給食を終えるのを待った




…………暇だなぁ………

ちょっとだけ寝ようかな………



























ガラっ


「…………っ」

私は扉が開く音で起きた

「………ん………上岡先生……?」

目を擦りながら扉の方を見た

「…………岩本」

「……っ!」

そこには佐藤君がいた

「…………………」

「………どうして………ここに………」

「あっ……えっと………迷っちゃって………」

「……………どこに行くの?」

「自販機があるって聞いて…………探してるんだけど………」