そしてついに学校へ行く日


「香音、行くぞー」

「うん!」





お父さんと一緒に学校へ向かった






やっぱり………遠いな………



そんなことを思っていると着いた



玄関にはこないだ会った雄斗のお兄さんがいた


「よう!
 香音!」

「あっ………えっと………おはようございます」

「おはよ!
 待ってたぞ!」

「………そうですか」

「冷たいなー
 お父さん、初めまして
 雄斗の兄の下山奏斗です
 うちのバカな弟が色々とすみませんでした」

「いえいえ、下山先生には感謝しかないですから」

「今後、何かあればあいつとは離れていいので!
 雄斗のことよろしくお願いします」

「……こちらこそ香音のことよろしくお願いします
 ……香音迷惑かけると思いますが………」

「ちょっ、お父さん!?」

「アハハ!
 そんなのたいしたことないですよ!」



そんな話をしていると職員室に着いた



「じゃあお父さんはここで…説明がありますので」

「分かりました
 じゃ、香音頑張ってな」

「うん!」

そして私はお父さんと別れた

「あの………えっと………下山先生…?」

「ハハッ!
 奏斗でいいよ
 雄斗と被るんだろ?」

「でも………」

「みんなそう呼んでるから」