柊夏くんは私に手を伸ばし、ごく自然に手を繋いだ。



「……寒さ対策、な?」



「……ずるい」



たったの1個上の彼はたった1個しか違わないとは思えない、大人の笑みを浮かべている。



……ぁー、だめだ、好きを認めるしかないな。



認めてはいるけど……不安……私なんか好きになってくれるかな…。