「こんなさみぃのに外で待ってんなよ」



皮のジャケットが映えるモノトーンコーデが彼をさらに色っぽく年上に見せる。



「……平気!そんなに待ってないよ」



クリスマス色に染まり出した街並みが綺麗で、寒さなんて忘れていた。



今日は初めて柊夏くんとお出かけをする。



何気に散歩とかしかしたこと無かったんだよね…。