……玲於くんとはまだ付き合っている。



1か月前のあの日を思い出すと胸が苦しくなってしまう。



まだうだるように暑い道を2人で歩く。



「朱那、これ好きだったよな?」



手に持ったビニール袋から出てきたのは、私の好きなアイス。



……玲於くんは私の好きなアイス、当てられるのかな。