「なんだその質問は。そうだな…笑った方が俺は好きだが」
「それが一花ならどっちを選ぶ」
「どちらもだ。…一花には言うなよ?」
「分かってる」
即答だったな。圭も一花が相手だと素直だ。普段は真面目で曲がったことが嫌いで、幼なじみの俺ですら時々何を考えているのか分からない奴なのに。
一花と付き合い出してから丸くなったな。
「お前はどっちがいいんだ?天音さんの怒った表情と笑った表情」
「俺もどっちもだ。昨日、彼女が怒った顔を見せてやりたかったくらい。分かるか圭。怒っているのに可愛いと思ってしまう、この気持ちを」
「分からないでもない。ただ、そういう時のお前は腹黒さが出ていて正直、気味が悪い」
相変わらずの毒舌。まぁ、否定はしないが。それに、圭なら理解してくれると思った。
好きな子の表情はどれも可愛くて好きだ。
「それが一花ならどっちを選ぶ」
「どちらもだ。…一花には言うなよ?」
「分かってる」
即答だったな。圭も一花が相手だと素直だ。普段は真面目で曲がったことが嫌いで、幼なじみの俺ですら時々何を考えているのか分からない奴なのに。
一花と付き合い出してから丸くなったな。
「お前はどっちがいいんだ?天音さんの怒った表情と笑った表情」
「俺もどっちもだ。昨日、彼女が怒った顔を見せてやりたかったくらい。分かるか圭。怒っているのに可愛いと思ってしまう、この気持ちを」
「分からないでもない。ただ、そういう時のお前は腹黒さが出ていて正直、気味が悪い」
相変わらずの毒舌。まぁ、否定はしないが。それに、圭なら理解してくれると思った。
好きな子の表情はどれも可愛くて好きだ。