【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

また恥ずかしいことを平気で言って。そういう言葉に弱いのに。もしかしてそれを分かって言ってる?


そうだとしたら、柊季さんはかなりイジワルだ。ほんと、ズルいよ。


「柊季さんは…柊季さんはもし、私が居なくなったら見つけてくれますか?」


「もちろん」


「即答ですね」


「当たり前だよ。天音のことは必ず見つけ出す自信がある。天音が俺のことを見つけられるのなら、尚更ね」


不意打ちに耳もとで囁くその声はとても色っぽかった。耳にはじんじんするほどの熱を帯びた。


彼の言葉は裏切らない。今まで培ってきた信頼は厚いもので、仲間から頼りにされているのがその証拠だ。


会議のときは一人ひとりの意見を聞き、一語一句を残さず今後の活動に役立てている。