【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

放課後が楽しいと思えたのは初めて。これも全て柊季さんのおかげだ。


「お待たせ。はい」


「ありがとうございます。大切にします」


どこに付けようかな。やっぱりリュック?でも無くしたら怖いし。そうだ、スマホのケースにキーホルダー付けるところがあったからそこにしよう。


「今日は楽しかった?」


「とても。こんなに楽しい放課後は初めて」


「楽しんで貰えて良かった。またいつでも」


これだけたくさんの物を貰ったのにまだ欲張っている自分がいる。それは物と言っていいのだろうか。


「天音?」


「柊季さん」


「なに?ゆっくりでいいから言ってみて」


あの時、彼がした時みたいに両腕を広げる。


「柊季さんにぎゅってしてほしい。私のわがまま、聞いてくれますか?」


心臓が飛び出るほど緊張して、声だって震えている。


「もちろんさ、天音。言っただろ。甘えてって。この腕で受け止めるって」