【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「それはシマエナガだね」


「シマエナガ?」


「雪の妖精とも言われている、とても小さな鳥だよ」


「雪の妖精。白くて可愛いですね」


丸いフォルムとまん丸で愛らしい黒い目。こんな鳥がいるんだ。いつか見てみたいな。


「気に入った?」


「はい。これ買ってきますね」


「待って。これは俺が買ってあげる。言ったでしょ?今日はご褒美だって。それに俺といる時は甘えるって約束、忘れちゃった?」


「忘れてません。本当にいいんですか?」


「うん。レジ行ってくるからいい子に待ってて」


レジに向かう彼の背中に見惚れながら私はその帰りを待った。


年上の余裕なのか、スマートでカッコよかったな。ここに至るまで完璧なエスコートで私を楽しませてくれた。