【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

言われた通り校門前に来たけど、柊季さんはまだ来てなかった。仕事、皆に任せちゃって大丈夫だったかな?


なんか半強制的に追い出されたような。考えすぎか。明日改めて皆にお礼を言おう。


明日か。これからはそんな日々が始まるんだ。


「お待たせ天音。待った?」


「柊季さん。いえ、私も今来たところです」


「それは良かった。じゃあ、行こっか」


手を差し伸べられたが、それが何を意味するのか理解が追いつかない。


「どこにですか?」


「デート。今日は天音が頑張ってくれたからそのご褒美。さ、手をとって」


伸ばした手は柊季さんの大きな手に包まれた。


誰かに見られたら私、恥ずかしくて倒れちゃう。柊季さんの手ってこんなに大きくてあたたかいいんだ。


伝わる熱がとても安心する。