【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

次第にザワつき始める教室。中には、ここに来たことへ疑問を持つ声が聞こえてきた。


一花ちゃんと福永くんが私の方を見てニコッと笑ってくれた。それはまるで“大丈夫”と言っているかのようだった。


二人がいる。それだけで頑張れる。ここには来れなかった浅田さんと柊季さんもきっと同じように私を励ましてくれるだろう。


「皆さんこんにちは。新しく生徒会に入りました、瀬名天音です。今回は夏休み明けから本格的に始まる学校祭についてお知らせがあって来ました」


柊季さん。私、頑張ったよ。少しだけど、恐怖心に打ち勝ったよ。戻ったら褒めて欲しいな。


柊季さんに褒められるととっても嬉しいんだ。