【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

最近までの私はそう思っていた。自分が傷つくのが怖くて、逃げることに慣れちゃっていた。このままじゃ、いけない。


踏み出したくても一歩を進めるのですら怖がっていた私の足は、きっかけがあったから進めるようになった。


そのきっかけをくれたのは、ここにいる一花ちゃんと福永くん、浅田さんと柊季さん。


この四人の存在が私に大きな影響を与えてくれたから私は今、ここにいられるんだ。


「私は乗り越えるために生徒会に入った。だから、最後までやりきる…!」


「よし!行くぞ、お前ら!」


もう一度深呼吸をし、ドアをノック。ドアノブに手をかけて扉を開いた。


私が入ったことに気づいたクラスメイトたちは途端に声を発するのをやめた。