【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「木影会長から?」


「あぁ。俺は二年の浅田 圭(あさだけい)。生徒会副会長を務めている。よろしく」


「瀬名天音です。よろしくお願いします」


真面目そうな人。細フレームのメガネが知的な雰囲気が溢れ出る。この人もきっとモテるんだろうなぁ。


でも私は木影会長ひとすじ!これだけは譲れません。


「ところで、ここで何をしてた?ここは生徒会専用の中庭だ。一般生徒はカードキーが無いと入れないはずだぞ」


「え!?ここってまだ生徒会の中庭なんですか!?」


結構歩いてきたはずなのに、どれだけ土地の面積があるのよここは。


「柊季だな。全くアイツは勝手に…」


「あの、ごめんなさい!今すぐ出ていきます!」


「待て。これ以上進んだら迷子になる。俺が出口まで送っていく」


言葉はやや厳しめだけど、生徒会の人たちはやっぱり優しいなぁ。