【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

驚いている私の目戦の高さに合わせてしゃがみこんでくると、爽やかな笑顔で私を見つめる。


その笑顔に思わずドキッとしてしまう。


「俺は生徒会長の木影 柊季(きかげ いぶき)。歳はひとつ上の2年。よろしくね」


「よろしく…いやいやいや!なんで生徒会長のあなたが私の名前を知ってるですか!?私、あなたに会うのは今日が初めてですよね?」


「そうだよ。けど、俺生徒会長だから全校生徒の名前知ってても不思議はないでしょ?」


確かにそうだけど、この学校って全校生徒400人くらいいるのに、一人ひとり覚えてるなんて疑ってしまう。