「は、はい。一応」


実は出来合いのものばかりなんだよね。朝もう少し早く起きれればクオリティの高いお弁当になったんだろうけど私、朝弱いんだよね。


「良かったら一つ貰えないかな?さすがにサンドイッチだけじゃ、この後もたなそうで…」


「いいですよ。お弁当箱の蓋に乗せますね」


「それでもいいんだけど、どうせなら食べさせてほしいな」


「えっ…!?」


それってつまり、あれをするってこと?!私が?会長に??


そんなのハードルが高すぎるよ。緊張して手が震えてきた。


「やっぱりハードル高いです…。予備の箸持ってきてるので、今日は勘弁してください…!」