【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「それでもギリギリだって浅田さんに言われてたじゃない。頑張らないと活動に影響出るって柊季さん言ってたよ」


「だよなぁ…。今度圭に教えてもらうか。じゃあ、俺行くわ。柊季さんサボるんじゃねーぞって言っといてくれよな」


全力で走っていく彼の背中は前と変わらない。颯太は変わらず生徒会で会計を務めている。けど、計算が苦手だから浅田さんがいつも頭を抱えているんだ。


以前、浅田さんに数学の勉強になるからと生徒会を勧められたと話してくれた。本人は人助けが出来るからと入ったらしい。


最近は運動とボランティア活動も頑張っている。


時々、届く生徒会への手紙の中には颯太に助けられた人からのものが多い。


沢山の人に感謝されるのって嬉しいよね。これを活かして将来は世界中の人を助ける仕事をしたいんだって。


颯太ならきっと出来るよ。ずっと生徒会で過ごしてきた、私たちがそれを知っているんだから大丈夫。