【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「キレイですね」


「神秘的だ。この景色を天音と見られるなんて、とても嬉しいよ」


「私もです」


一歩外に羽ばたいてみたら、こんなに美しいものを大好きな人と見られるなんてとても幸せだ。


すると、どこからか一羽の鳥がやってきて柊季さんの肩にとまった。


大きさは手のヒラより少し大きく、羽が絶対的に青い。


「オオルリだね」


「オオルリ?」


「瑠璃色の羽が特徴の鳥だよ。確か今の時期は日本にはいないはずなんだけど。渡りをしないでここに居着いちゃったのかな?」


「幸せの青い鳥」


「え?」


私が柊季さんのイメージにしていた鳥が目の前にいるなんて。あなたはやっぱり、幸せを呼ぶ青い鳥だったのね。