【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「やだ」


「嫌なの?どうして?」


「恥ずかしいから。そろそろ離してください」


手の力が緩んで離すのだろうと思ったのはつかの間。再び手を握って今度は唇を塞ぎ始めた。


「キスの後の天音も好き。ほんと、キレイな顔だ」


「キレイじゃないです。それに」


キレイって言われるのは…


「今も言われるのは嫌いかい?」


覚えてたんだ。私が自分の顔をキレイって言われるのが嫌いなことを。私自身はしばらく忘れていた。


「嫌、じゃない。多分、嫌じゃないのは柊季さんが言うからだと思う」


「俺だからか。嬉しいよ。また俺だけの特別が増えた」


「柊季さん私の顔、好き?」


「好きだよ、世界で一番。俺にとって特別なキミの顔を嫌いになるはずないだろ?」